テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! LEDの色や明るさを自由にコントロール

CHAPTER9 “流れる”テープLEDの配線方法

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ここからは売れ筋のSuper流れるRGBテープLEDを例に配線の組み方を解説していきます。 ※Super流れるRGBテープLEDの詳細はCHAPTER.8で解説 Super流れるRGBテープLEDを1本(5メーター)だけ光らせる

配線パターン① 3.8アンペアのACアダプターを使い、電源は専用コントローラーにつなぐ。ここはACジャックなので例によって差し込むだけ。専用コントローラーには出力ポートが2個あるので、どちらか1個に付属のケーブルを差し込み、Super流れるテープLEDの先頭側とつなぐ。

  • Super流れるテープLEDといっても、5メーター(1本)を光らせる場合は難しいことはありません。 ACアダプターも3.8アンペア1個で足りるのでそれを専用コントローラーに入れて、そこからテープLEDをつなげばOKです。
  • これなら普通のRGBテープLED&コントローラーを付けるのと、難易度は変わらないわね。

コントローラーが専用品になっている点を除けば普通のRGBテープLEDとほぼ同じ配線 工夫が必要なのは2本(10メーター)以上から☆ Super流れるRGBテープLEDを2本(10メーター分)光らせる

配線パターン② 「Super流れるRGBテープLED」を並列に2本つなげて合計10メーター光らせる場合の配線パターン。専用コントローラーに出力が2系統あるので、もう1本の空きポートに2本目のテープLEDをつなげている。ただし電源は2倍必要になるのでACアダプターでは対応不可。ここでコーセル電源(あるいはミンウェル電源)などが必要になる。100W以上を使わないとSuper流れるRGBテープLEDの10メーター級はムリ。なおコーセル電源からコントローラーにつないでいる白い線は専用コントローラーに付属のもの。片側がDCプラグで、反対側が赤黒線になっていて、電源ユニットの端子に直接つなげられる。

  • Super流れるRGBテープLEDを5メーター×2本使う場合、“つなぎ方によって光り方が変わってくる”という点に注意!
  • ?? と言うと?
  • 上の配線図のように、コントローラーの2つの出力に2本のテープLEDをつないだ場合“並列つなぎ”となるので2本のテープLEDがまったく同じ光り方をします。
  • 同じテープLEDなんだから、同じように光って当たり前じゃないの?
  • いえいえ。そうではないんです。2本のテープLEDを、1本の10メーターのテープLEDっぽく流すという光らせ方もできるんです。 「5メーター流し×2」と「10メーター流し」は違いますよね?
  • そういうことか〜!
  • せっかく10メーター分買うなら、10メーターで流したい気がしますね

2本のテープLEDを1本のテープLEDっぽく流すには……直列につなぐ必要があります Super流れるRGBテープLEDを“10メーター流し”したい

配線ダメパターン 次は直列につなぐやり方。コントローラーとつなぐのは最初の1本目だけにして、2本目は1本目のお尻とつなぐパターン。これなら直列なので10メーターまでつながるようにして流れる。ただし後ろのテープLED(写真右)は電力不足で暗くなってしまう。写真でも色が変わっているのが分かるはず。

  • 上の配線図のようにつなげば直列にはなるので、10メーター流しの状態にはできますが……長ければ長いほど抵抗が大きくなり、2本目が電力不足に陥ってしまいます。
  • 10メーター流しはできても、途中から暗くなってしまうのですね。 寂しい…
  • そうなんです。そこで2本目の頭に、もう一系統別の電源ラインを引いて直接電源を入れてあげると2本目の電力不足は解消されます。

コレが正解の配線パターン(↓) 配線パターン③ コーセル電源からもう1ライン別に配線を引いて、2本目テープLEDの頭とつなぐ。こうすると1本目も2本目も、電源の条件は同じになるので同じ明るさになる。1本目のお尻から出た線を2本目につないでいるのは電源とは無関係で、コントローラーからの制御信号を伝えるためだ。

  • 100W以上のコーセル電源には2系統の出力がありますから、それを生かして1本目にも2本目にも電源を入れてあげます。 ただし、コントローラーを中継しているのは1本目だけ。2本目は1本目のお尻から制御信号だけを受け取っています。

これで10メーターのSuper流れるRGBテープLEDをきっちり流すことができる Super流れるRGBテープLEDを“15メーター流し”したい

  • 3本つなぐ場合も、同じ動きをする3本ではなく、15メーター分合計で流れるのがいいと思います。直列の配線パターン例を紹介しておきます。

配線パターン④ 接続方法として理想的ではあるが、電源容量が大きくなることと、配線部が非常に長くなって電源ロスが大きいことがネックとなる。15メーター級になるとそのあたりがデメリット。

配線パターン⑤ この配線図でも点灯は可能。しかし電源数量が多く、電気性質上負担のかかる部分ができてしまうので、それが原因でテープLEDや電源の破損に繋がる可能性がある。

10メーターを超えると難易度が急に上がるので…オススメコースは“10メーター流し”…かなぁ☆

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