テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! LEDの色や明るさを自由にコントロール

CHAPTER5 RGBテープLEDを使った配線パターン

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RGBコントローラーといっても実際の配線の流れは調光コントローラーの時と同じで意外とカンタンなのです。 電源であるACアダプターとテープLEDの間に挟み込んでいるだけ!

配線パターン① RGBコントローラーとRGBテープLEDの接続例 ACアダプターとRGBコントローラーをDCジャックでつなぎ、コントローラーとテープLEDは専用コネクターでの接続。配線としては以上でおしまい。なおコントローラー本体から伸びているリモコン受光部は本体設置場所から少し出して、リモコン操作する方向へ向けておくとよい。

  • なーんだ、RGBってもっと配線が複雑なのかと思った!
  • てっきり配線が3本出てくると思っていたよ。だってRとGとBの3色分のLEDが入っているはずでは?
  • 実際のところは4本ですね。プラス線が共通で、マイナス側はR・G・Bのそれぞれ用に分かれている。 でも1本にまとまっているので、そんなことをあまり意識しなくていいのです。
  • これなら私でもつなげます〜♪

ピカリ館★野田店長 ワンポイントアドバイス コントローラーとRGBテープLEDをつなぐところに注意! 双方のコネクターに矢印マークがあるのでその位置を合わせるように接続すること

向きが間違っていても接続はできてしまう ここ(↑)は要注意ポイント

  • それとRGBテープLEDは普通の単色に比べると電気が流れる量が増えます。配線パターン①の「RGB 150LED」では3アンペア。 今回は3.8アンペアのACアダプターを組み合わせました。

単色のテープLEDよりも電気を多めに使うのだ

ひとくちメモ ACアダプターの容量の選び方は連載第1回も参考にしてね!http://www.peace-corp.co.jp/akibaled/page-03.html

  • あれ、でも確かACアダプターの容量は7割ぐらいで見たほうがいいって話だったような。このRGBテープLEDが3アンペアだとすると…3.8アンペアでは、危ないのでは?
  • 「RGB 150LED」の3アンペアというのは最大値。なので、実際はもっと小さくなります。特に5メーターの長さで使うと抵抗も大きくなるのでロスが増えて、電流量はもっと小さくなります。 実際に流れるのはおそらく2アンペア前後。それで今回は、3.8アンペアで十分と判断しています。

とはいえ余裕を持ってアダプターを選んでおくに越したことはないよ 5メーターを超えたら増幅器を使った配線図になる

  • 私、RGBテープLEDをたくさん使う予定なので2セット(10メーター)買います。
  • あ、1個のコントローラーで制御できるのは5メーター分までなので…
  • もしかしてコントローラーも2セット必要なのかい?

同じ物を…2セット買う!?

  • いえいえ。それだと光の変化がバラバラの動きになり統一感がなくなってしまいます。 コントローラーはあくまでも1個で全体をまとめて制御するのがポイントです。
  • でも5メーターまでしかダメなんだろ……どうすんの?
  • 2セットをまとめてコントロールするには“増幅器”を使います。
  • 調光コントローラーのときと同じパターンってことね。
  • そうです。普通の増幅器は使えないので“RGBテープLED専用の増幅器”というものがちゃんとあります(↓)。
  • RGB増幅器 アノードコモン RGB専用の増幅器(※流れるRGBシリーズには使用不可)。「アノードコモン」とはプラス線が共通という意味(マイナス線はRGBの3つそれぞれに存在)。「アノードコモンのRGBテープLED・コントローラー」とセットで使う。旧タイプでカソードコモン(マイナスが共通で、プラス線が3本)というのもあるが、現在は主流ではない。
  • ミニRGB増幅器 4pin+DC ミニRGBコントローラーと組み合わせて使うミニタイプのRGB増幅器。とはいえ5メーターまで制御できる点は同じ。これも接続方式は「アノードコモン」(※プラス線が共通で、マイナス線がRGBの3色分存在する方式)。
  • ちょっと待ったー! なによ“アノードコモン”って!!
  • さきほど、RGBテープLED配線の中身は4本あると言いましたよね。プラス線は1本で共通化していて、マイナス線が3つに分かれていると。 このプラス線が共通である接続方式が「アノードコモン」 反対にマイナス線が共通なのが「カソードコモン」です。
  • 急にややこしくなってきたな。
  • そうでもないです。要するにテープLEDと、コントローラーと、増幅器を全て同じ接続方式で揃えればいい、というだけの話ですから。 今の主流はアノードコモンなので、全部アノードコモンを選べばOK!
  • それ以上考えるのはやめておこうっと

配線パターン②	 RGBテープLEDを5メーター×2セット光らせる接続例 「RGB 150LED」5メーターを2セット(10メーター分)つなげる場合の接続図。3.8アンペアのアダプターを2個使用し、1本目のテープLEDの後ろに増幅器をつなげる。この増幅器に対して2個目のACアダプターで電源を供給。1本目のテープLEDからは信号だけを取り出している仕組みだ。

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