テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! LEDの色や明るさを自由にコントロール

CHAPTER3 商品をキレイに見せる“高演色”

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コレが最近話題の高演色LED

  • よしよし、調光コントローラーの付け方も分かったし、これでいい感じの明るさに調整できそうだよ。
  • 簡単に解決できて良かったわね♪
  • しかし、大根がマズそうに見えた理由はそれだけではなかったような……。
  • だからマズそうって言うなッ!
  • 青と白のテープLEDで照らすセンスの問題だと思うけどな〜。
  • 照らすのに使うLEDは白だけにすればいいんじゃないか?ねえ、野田店長?
  • モノを照らすのに使う照明の色は、“白”または”電球色”がいいでしょうね。

ピカリ館★野田店長ワンポイントアドバイス この(→)のように白と電球色をミックスさせるのもいいですね。商品を照らす照明には白または電球色が王道

  • 白と電球色の2色を混ぜると見え方が自然な感じ☆光の色って大事なのね〜!
  • それと色の問題だけでなく“高演色”と呼ばれるタイプのLEDを使うと照らされたものの色がキレイに見えますよ。
  • コウエンショク? ソレってなぁに?

高演色(こうえんしょく)ってなんだ!?

ちょっと専門的な話になりますが…光には“演色評価数”…という指数がある この数字が高いほど「太陽光で見た色に近い色」を再現できる。 基準となる太陽光の演色評価数は100に設定されている。 この演色評価数(Ra)が80以上のLEDが高演色LED。 最近は95以上の特に高いものを“超高演色”といったりもします。 LEDのマメ知識

  • その“演色評価数”というのが低いとどうなるんだろう?
  • 実際に見たほうがよくわかるので、実験してみましょう。

高演色LEDは自然な色合い。通常のLEDは青白っぽい。※LED数は違いますが、照度はほぼ同じになっています。

演色性の低いLEDは赤味が少ないので…全体的に照らされたモノが青白っぽく見えてしまいます 比べると高演色は発色がキレイで色鮮やか。特に「赤」は差が出ます

というわけで、食べ物を美味しそうに見せるのは高演色のテープLEDを選ぶといいのです。 食べ物以外でも“商品の色をキレイに見せたい”“赤系の色が多く使われた商品”を照らす時はオススメです。 いっぽうでLEDの光自体を直接見せたり、商品を照らすのではない間接照明などに使うなら、高演色を使う意味はあまりないですね。

例えばこんなシーンでは高演色を使っても意味なし フロアの間接照明では高演色LEDの良さが発揮されない

  • なるほどねぇ。よーし、野菜を照らすやつだけ高演色に交換しよう!で、どれが高演色なんだい野田店長?
  • 高演色といってもいくつか種類があるので、この中から好きなやつを選んでください。 色は白の他に電球色もあります。
  • へぇー選べるほど種類があるんだね!

オススメの高演色テープLEDはコレ!

  • 高演色5050テープLED 明るい5050チップを搭載しているタイプで、通常の5050テープLEDより演色性が上がっている。演色評価数はRa80。ベースが5050チップなので明るさは折り紙付き。それをびっしりと搭載したピカリ館オリジナル設計のテープLEDだ。
  • 高演色5050テープLED 上と同じ高演色版の5050チップを搭載しているが、色が白ではなく電球色となっている。白とは一味違った高級感のある色合いだが、それだけではなく電球色のほうがより演色評価数が高くなるメリットも。
  • 高演色5630テープLED 5630はサムスン製のLEDチップ。演色指数は同じくRa80だが、色のキレイさはピカイチ。明るくてキレイなので、「点灯させたところを見て納得して買っていく人が多い」とは野田店長。信頼性も高く「すぐに切れてしまった」などという不良トラブルが皆無に近いテープLED。
  • 高演色5630テープLED サムスン製5630チップの電球色を搭載したテープLED。演色性という点では白よりさらに高くなる。電球色は最近人気のある色だが、「電球色の中で最もキレイなのは5630」と野田店長が太鼓判を押しているのがコレである。高級感のあるキレイな色合いを求めるなら5630はイチオシ。
  • 超高演色テープLED Ra95という演色評価数を誇る超高演色版の5050テープLED。ただしその分だけ、価格は高くなる。また通常の高演色版と比べて、劇的に色合いが変わるというほどの差はないので、どちらがいいかは実際にピカリ館で見て好みで決めるのが一番。
  • 超高演色テープLED 上と同じく超高演色版の色違い。ナチュラルホワイトは白と電球色の中間に相当する色と考えればOK。通常の白より青味を抑えた暖かみのある白。人気があるのは普通の白だが、ナチュラルホワイトのほうが照明としてはオススメ度が高い。Ra94。
  • 超高演色テープLED 超高演色5050の電球色を搭載したテープLED。商品をキレイに見せつつ、高級感も演出したいときには最適のチョイス。“演色評価数”というスペック上の数値でいうならRa95となり、これが最も高演色なテープLEDということになる。
  • ここで紹介したテープLEDは全てピカリ館が基板から設計を起こしたオリジナル品です。ピカリ館またはエルパラで購入可能ですよ
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