テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! テープLEDの基本的な取り扱いをマスター

CHAPTER10 ハンダを使って自由自在に配線

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STEP.01 カットして配線がなくなったテープLEDに再び配線コードを付ける手順

チェック☆アイテム DCジャック付きコード 片側はDCジャックになっているのでACアダプターと直結できて、もう片側は赤・黒線になっているので、テープLED端の接点にハンダ付けできる。 5メーターもあるテープLEDを1本丸ごとで使うことはまずないので切って使う。 カットによって配線がなくなる2本目以降はこのコードをハンダ付けして使うのだ

1 ここでは2本分の連結まで行うつもりなので、まずはテープLEDを2本分切り出しておく。長さは当然ながら棚に合わせる。 テープLEDをカットする際は絶対に電源とつながっていない状態で切ります。 電気が流れている状態でハサミを入れるとショートして危険です。 2 クリアドームなどの防水タイプを使っている場合ハンダ付けをする準備としてカッターで少しだけ樹脂を剥き取る必要がある。 ※ツルッとした樹脂を剥き、このあたりにある銀色の接点部分を露出させたい テープ自体は傷をつけないように!表層の樹脂を半分ほど切るつもりでカッターの刃を入れます。 3 カッターで切り込みを入れたら、手で剥きとる。これでテープLEDの端の部分にある接点部を露出させることができた。 4 別途用意した「DCジャック付きコード」。赤&黒の部分が見える量が少ないほうが見栄えが良くなるので、ニッパーなどを使って少し短めにカットしておく。 5 カットした配線コードの被覆(周りを覆っているカバー)を5ミリ程度剥き取って、内部の芯線(電気が通る線)を露出させる。 6 芯線をムキ出しにしたら、指先でよじって1本にまとめておく。芯線がパラパラした状態だとうまくハンダ付けできない。 7 8 指先でまとめた芯線に先にハンダを付けておく。ハンダを上手く盛るコツはまず芯線にハンダごてをあてて熱をかけること。そして一拍おいて(時間にして1秒弱ぐらい)ハンダ線をあてにいく。 9 テープLED側の端にある2箇所の接点部分にもハンダを盛っておく。コツは同じで、ハンダごてをあてて熱をかけ、1秒弱遅れてハンダをあてるとすっとキレイに盛れる。 予備ハンダを盛っている

ピカリ館★野田店長 ワンポイントアドバイス 芯線を接点部分にいきなりハンダ付けしようとしても、バラけたりしてなかなか上手く付けられません。 先に双方に予備ハンダを盛ると、す〜っと入り込むように付きます。予備ハンダさえやっておけば、誰でもできる位、簡単になるのです。 接点と芯線の両方に先にハンダを盛っておく

10 芯線の先を予備ハンダに重ねてハンダを溶かすと、芯線が入り込んで苦も無く付けられる。赤いコードはプラス線なので「+」マーク側に付ける。黒はマイナス線なので「−」へ。 11 収縮チューブを用意し、接続部および露出しているコードを丸ごと覆える長さで切り出す。ハサミで切れる。今回使っているのは8Φ(8ミリ)。 12 ドライヤーの熱だと収縮させるのに少々パワー不足なので、効率的な方法としてハンダごての先を近づけて、その熱であぶる。 13 収縮チューブがぎゅっと縮まって接続部をピタっとカバー。ショート防止だけでなく保護にもなるし、見た目も良くなる。 芯線を露出させたままだと金属に触れたときショートしますので収縮チューブで丸ごと覆ってしまいます。

STEP.02 1本目のテープLED末端と2本目のテープLEDをつなぐ 1本目の末端部にも端子があるので…ここから配線を介して2本目をつなげるわけです。 橋渡し用の配線コードを用意する。渡したい距離に応じて切り出す。こういった配線コード(電線)もピカリ館で購入できる。

今回は合計2.3mのテープLEDを……橋渡しでつなげた 今回はアンペア数が大きくなるのでアダプター選びにも注意しよう

電気のマメ知識 今回使ったテープLEDの場合は…5m分の消費電力が72ワットなので72ワット÷5m=14.4ワット(1mあたりの消費電力) 14.4ワット×2.3m=33ワット(2本合計の消費電力) 33ワット÷12ボルト=2.76アンペア(流れる電流) 2.76アンペアも使うので3アンペアではマージン不足。 ACアダプターは3.8アンペアで☆

ココで、出来上がった2本のテープLEDを付けてみる♪ 2つの棚に端渡しでテープLEDを貼り付ける CAPTER.4でやったよ〜 棚①と棚②の間の、橋渡し用の配線コードのアップ。こんな感じでかわしていける。 棚①のLEDの先・アダプターとつながる線は、前にやった通り配線留めなどを使って目立たないように裏側へ。

ついに完成〜!!!

どうしてもハンダが苦手な人には実はこんなコネクターもある チェック☆アイテム 10ミリ2芯電源コネクター テープにパチっとつなぐだけでDCジャックに変換できるコード。 1 パカッとフタを開けて… 2 プラスとマイナスの向きを合わせながら 3 テープLEDをはさみ込むだけ。 クリアドームなどの場合は事前に樹脂を剥いておくのは同じ 裏面の両面テープも少し剥がして厚みを減らしておくとよい 4 パチンとフタを閉じたら… 5 テープLEDへの接続完了。

  • ……え? アレ?? …こんな便利なコネクターがあるならハンダなんて不要だったのでは??? なぜ黙っていたのぉ〜!!!
  • コネクターは点接触なので接続不良が起こりやすい。ハンダだと面接触になる。接触不良も起こりにくい。 望ましいのはハンダ付けなのです。
  • ハンダができれば、そもそもコネクターを買う必要もないわけだ
  • そうなんです。でも最初からコレを見せたらハンダやる気起きないでしょ?どうしても皆さんが出来なければ、出そうと思っていましたが…
  • 結果的に、全員がハンダ付けできちゃったからなァ
  • そういえば……思ったよりカンタンだった
  • コネクターを売りつけたほうが得だったはずなのに。初心者に技術を教えてくれたんですね!
  • の、野田店長、オイラなんて言っていいか…いい人だぁ〜
  • さー♪全員ハンダごてを買った買った!! あ、あとハンダもいりますね♥ 初心者には失敗したハンダの「吸い取り線」なんてのも… リアル☆のだ店長 ピカリ館で会いましょう♪
  • ………。 おいッ!! お調子者〜


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