テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! テープLEDの基本的な取り扱いをマスター

CHAPTER7 テープLED選びの奥の深さ

  • BACK
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • NEXT

CHAPTER 5でいろいろな種類のテープLEDがあるとわかったところで…さて、みんな!どのLEDチップのタイプにするか決まったのかしら?

ウチはバランス良さそうな「3528 300LED」にするかな。 ヘアサロン店長 ウチは明るさはほどほどでいいけど、「RGB 150LED」を使えばムーディなバーにできそうな予感♪ バーのマスター オイラは景気良くパ〜っと、「ゴーゴーゼロゼロ 300LED」にするか。 八百屋の店長

  • ゴーゼロ ゴーゼロ(5050)でしょ?
  • でも八百屋の木製の棚にそんなの貼ったら、棚が燃えるんじゃないか?
  • なぬ? ウチの棚はボロいって言いたいのかッ!
  • 違う。熱の心配をしてるだけだ!
  • そのへんはどうなの?
  • 確かに木製の棚に貼る場合には熱を逃がしにくい、という問題はありますね。 そのあたりは、次のステップで説明する「表面処理の種類」によっても変わってきます。

テープLED選びの第二ステップ防水タイプか非防水かを選択 下の例はいずれも「5050 150LED」タイプのテープLEDの比較ですが…表面処理に違いがあって全部で3種類あるんです。

  • 非防水 LEDチップなどの部品がムキ出しになっているタイプ。放熱性に優れ、余計なものを通さないので本来のLEDチップの発光色がキレイに再現できる。基本的に店舗照明用のテープLEDチョイスとしてはこれが王道。
  • クリアドーム 表面を透明のエポキシ系樹脂で覆っているタイプ。それによって防水性を高めているが、反面放熱性で劣るので木製の棚などに貼ると寿命が極端に縮まる。また樹脂を通した光なので、白でも少し青味がかった色になる。
  • シリコン防水 四角いシリコンチューブの中にテープLEDが入っている構造。これも防水タイプでクリアドームの進化版と言えるものだが、現段階ではこれを選べるタイプは限られていて、全てのテープLEDで選べるわけではない。 カタチは同じだけど表面が違うのだ〜

ひとくちメモ テープLEDの種類によって選択肢が限られる場合もある。例えば「3528 600」「1206 極細 300LED」「335 側面 300LED」などはクリアドームのみ。

  • 店内の照明として使う分には、非防水で問題ないと思いますが…傾向としてはクリアドームのほうを好む人のほうが多いんですよね。
  • 基板ムキ出しよりは、樹脂で保護されているほうが見た目も安心感あるもんな。
  • でもその分だけ熱には弱いです。放熱性という意味ではチップがムキ出しの非防水タイプのほうが有利です。
  • なんかテープLEDって熱の話題が多い気がするけど、熱を持つとなにが悪いの?
  • テープLEDの寿命が短くなってしまうんです。 そういう意味では、防水性がいらない場所なら非防水がオススメ。 スチールの棚などに貼り付けるのであれば熱を効率良く逃がせるので、クリアドームでも大丈夫です。
  • そうか〜、貼る場所によっても違うわけか。なるほど。
  • じゃあウチみたいな木製の棚に貼り付けるっていうなら、放熱性の高い非防水のほうがいいってことかい?
  • そういうことになります。木だとほとんど熱を逃がせませんので、クリアドームだと……3ヶ月〜半年程度でLEDが切れてしまう可能性が高い。
  • じゃあウチで使うのは、「5050 300LED 非防水」で決まりだね♪ 大根ライトアップしちゃうよ♪
  • でも、八百屋の軒先って雨が吹き込むこともあるんじゃないか?
  • ウッ…!!そういえばそうかも!?
  • クリアドームにしておいたら?
  • でも木製の棚に貼ると熱 逃げないんだろ??
  • そもそも「5050 300LED」は諦めて、もっと発熱の少ないのを選び直したらどうかね?
  • え〜そんなぁ!!爆光の八百屋にしたいのにぃ。オレのゴーゴーゼロゼロ〜(泣)。 あっちを立てればこっちが立たず……か。
  • どうしても木製の棚に貼りたい場合は、別売りのアルミバーを組み合わせて放熱性を高める手もあります。
  • アルミバーって最初に出てきたやつじゃない? CHAPTER.2
  • アルミバーは実は単品でも売っているんです。好きなテープLEDと組み合わせて使えるんですよ。
  • こんなのがあるよ〜!
  • テープLED用アルミフレーム角形 アルミフレームとカバーはそれぞれ単品で購入して組み合わせる。 カバーは「透明」「半透明」「乳白色」。透明度が薄まるほど拡散性は上がるが、その分だけ明るさは犠牲になるので用途に応じて選ぶ。アルミフレームの長さは1mのみ。
  • アルミフレームの形状は他にもあるよ アルミコーナーフレーム角形 コーナーに設置すると中のテープLEDがナナメ45度方向を照らす。 薄型アルミフレーム 6ミリ厚の最薄フレーム。ライトバーでも採用されている形状だ。
  • なんでもあるな〜(笑)。
  • なるほど。テープ選びは奥が深いのね〜。
  • BACK
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • NEXT