テープLEDを使ってDIYで店舗照明を作ろう! テープLEDの基本的な取り扱いをマスター

CHAPTER6 テープLED選びの第一歩

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テープLEDとひとくちにいっても、使われているLEDチップの違い、ピッチ(LED間隔)の違い、表面処理の違い、色の違いなどを組みあわせると種類は膨大! ウチで扱っているものだけでも、100種類以上にものぼります。

  • そんなにあるのか!!ウチの野菜の種類よりずっと多い。
  • というよりニンジンだけで100種類あるイメージ?
  • ひええ〜!! とても選べる気がしないィィ
  • …脅してどうする(苦笑)。コラコラ
  • 私は青が欲しいのだが?
  • ところが青いテープLEDにも、いろいろな種類があるってことなんですよ〜。
  • ……???
  • アハハ…(汗)。こんなボクらでもテープLED選べますかね?
  • 大丈夫ですヨ。テープLEDの選び方にはコツがあります。これから解説する順番にマトを絞っていけば、おのずと選択肢が狭まっていきますから

テープLED選びの第一歩LEDチップの違いに注目 コレがLEDチップ こんなチップがいっぱい並んでいる

  • テープLEDに搭載されているLEDチップにはいくつか種類があるんです。LEDチップの違いは、そのままテープLEDの個性でもあるので、どれを選ぶかが非常に重要です。
  • 一番明るいLEDチップを選べばいいんじゃないの?
  • ところが、そう単純ではないのです。明るい=発熱量も多くなってしまうし、小さめのチップを数多く並べているほうが均一な光で照らせるメリットもあります。
  • つまり使い方や場所によって、正解が変わってくるのね。
  • 5050 300LED 5050(※ゴーゼロゴーゼロと呼ばれる)とは1個あたりに発光体が3つ載せられている明るい3チップSMDのこと。「5050 300LED」はその名の通り、5050が300個(※5mあたり)搭載されたテープLEDのこと。最大の魅力はその明るさだが、反面発熱量も多いので、木製の棚などに直接貼ったりすると寿命が短くなってしまう。LED3個単位でカットが可能。 ※テープLEDは通常5メーター巻きです。
  • 5050 150LED 同じ5050を搭載しているテープLEDだが、名前の通りで搭載LED数を抑えているタイプ。とはいえもともと3チップ搭載の5050なので、数の割には明るいテープLEDと言える。数を抑えた分だけ値段も安く、発熱量も減るので、極端に明るいものを求めるのでなければ300LEDよりむしろいい選択肢となる。LED3個単位でカットが可能な点などは同じ。
  • 3528 600LED 3528は5050に比べると小型のワンチップLED。3チップの5050に比べれば1個あたりの明るさでは負けるが、その分だけ発熱も減るのは大きな利点。ギッシリと600個(5mあたり)も敷き詰めているので5050よりLEDピッチが細かく、それだけ均一な明るさで照らせる。LEDが小さくなった分、テープ幅が2ミリほど細くなる(※8ミリ幅)のも、設置する上での利点。
  • オリジナル5050 300LED/5m 5050チップを使いながらもコストダウンを計ったエルパラ&ピカリ館オリジナルのテープLED。従来の5050テープLEDは、5050チップの中でも最上位ランクのチップを選別して使っていた高級路線だが、その分テープLED自体が高価。そこでランクを最上位から1段下げることで大きくコストダウンしたモデル。とはいえ輝度ランクは最上位のままなので明るさは同等。非常にコストパフォーマンスに優れている。
  • オリジナル5050 150LED/5m エルパラ&ピカリ館オリジナル5050テープLEDの搭載数を5mあたり150個に抑えたタイプ。その分発熱も減っているので、従来の5050 150LED同様にバランスがいい。300LEDに比べるとテープLED自体の価格がさらに下がっているのもポイント。
  • 3528 300LED 3528SMDを300個搭載しているテープLED。600LEDよりも明るさでは劣るが、さらに発熱量が減って扱い安く、安定して使いやすいテープLEDになっている。そのため発熱などを気にするLEDに詳しいプロは、むしろ「3528 300LED」を指名買いする傾向がある。ちょっと玄人っぽい選択肢だ。
  • 5630 300LED サムスン製5630チップLEDを使ったタイプ。5630は明るさとキレイさの両面で評価が高く、高演色LEDなので照らされたものが色鮮やか。その5630を独自にテープLEDに搭載したAkibaLEDピカリ館のオリジナル商品がコレ。明るさも5050シリーズと比べても遜色ないレベルなので、点灯したところを見ると気に入って買っていく人が多い。ピッチは300LED(5mあたり)のみ。
  • 1206 極細 300LED 1206という小型チップを使った細いテープLED。テープ幅がわずか5ミリしかないので、狭い場所に貼ったり、非点灯時になるべく目立たせたくない時などに有効。ピッチは300LED(5mあたり)のみ。 335 側面発光 300LED ちょっと特殊な側面&全面発光のテープLEDたちも紹介するね テープLEDの正面(上方向)ではなく横方向に光を飛ばすタイプ。貼る場所や貼り方によっては、普通のテープLEDではできない光の演出が可能。ピッチは300LED(5mあたり)のみ。
  • 335 全面発光 300LED 側面に光を出す335チップLEDを、テープLED上の横に向けて連続配置。テープLEDの表面に光をあてて反射させているため、まるでテープ全体がオビ状に光っているように見えるのだ。
  • 5050 ダブルライン 5050 3チップSMDを2列並べたワイドなテープLED。当然ながら明るさは倍増。1mあたりに126LEDで、しかも3チップの5050なので、チップ数で見ると1mに378チップ相当。明るさとしては最強レベル。ただし熱の発生もそれなり多くなる。
  • 3528 ダブルライン 3528SMDが2列、しかも「3528 600LED」相当の間隔でビッシリと並んでいるテープLED。つまり5mあたりに1200個ものLEDを搭載。通常の「3528 600LED」と同じく25ミリ単位でカットが可能。ピッチは一種類のみ。
  • 3528 トリプルライン 3528SMDを3列配置したテープLED。1個あたりのサイズが小さく熱量も小さい3528ならではのトリプルライン構造。搭載LED数は5mあたりで900個。1ユニットLED9個1単位でのカットが可能(50ミリごと)。ピッチは一種類のみ。
  • RGB 300LED 種類としては5050 3チップSMDだが、レッド・グリーン・ブルーの光の三原色の掛け合わせで様々な色を作り出せるRGBフルカラー。通常のLEDでは選べない色も表現可能。ピッチは5mあたりに300LEDを搭載。光に動きのある(※光が流れたりする)ものと、ないものに分かれる。
  • RGB 150LED RGBの5050を搭載しているテープLED。ピッチを長めにとってLED数を抑えているので、価格は下がる。RGBを安価に導入したいならピッタリ。上のRGB 300LEDと同じように、光に動きのあるものと動きのないものに分かれる。 RGBテープLEDは単体では使えません。コントローラーなども必要になってくるので、そのへんは連載第2回目で紹介していきますね。
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